なによりも大切なのは、目の乾燥を防ぐこと。
コンタクトレンズ上から使用可能な人工涙液の点眼液を用法・用量に沿って点眼し、乾燥から目を守るように心がけましょう。
また、一度開封した目薬は、長い間放置したりせずに、できるだけ早めに使い切りましょう。何年も前の目薬を使って、細菌感染などで目の病気を引き起こすと、大変ですよ!
例えば、
コンタクトレンズを使用している方は、使用されていない方に比べて目が乾燥しやすい状態にあります。
目が乾燥するとドライアイを起こしやすく、そのために目に傷がつきやすくなります。
画面を集中して見ている時に、人は、まばたきの回数が減ってしまいます。一般的には通常1分間に20~30回程度まばたきをしていますが、画面を凝視している人は、その回数が4分の1に激減してしまうといわれています。まばたきは、目の外部から守ったり、涙を目に運んで乾燥を防いだりする重要な役割を担っています。
まだたきの回数が減ると目の表面が涙で十分に保護されなくなり、目に傷がついて視覚障害を起こすことがあります。パソコンなどを使って長時間作業をする時には、意識してまばたきをするようにしましょう。
その理由は、涙の量が大きく関係しています。
コンタクトレンズは、涙の力を利用して目の表面に浮かんで視力矯正してくれる優れもの。
しかしながら、コンタクトを使用すると、涙がコンタクトレンズに吸い取られたり、涙が蒸発しやすくなったりして涙の状態が変化しやすく、ドライアイ、あるいはドライアイに近い状態になりやすいのです。
図にあるように、目が傷つくなどコンタクトレンズ障害の約90%にドライアイの症状が見られます。
最近では、量販店や眼鏡店などでも容易にコンタクトレンズを入手できるようになってきていますが、コンタクトレンズは医療機器なので正しく使ってもらうためには眼科医指導のもとで装用するようにしましょう。ファッションとしてカラーコンタクトレンズを利用したい方も同様です。
コンタクトレンズ装着時には、以下の点に注意しましょう。
意識してまばたきをしましょう。まばたきすることで目の乾燥をふせぐことができます。
なによりも大切なのは、目の乾燥を防ぐこと。
コンタクトレンズ上から使用可能な人工涙液の点眼液を用法・用量に沿って点眼し、乾燥から目を守るように心がけましょう。
また、一度開封した目薬は、長い間放置したりせずに、できるだけ早めに使い切りましょう。何年も前の目薬を使って、細菌感染などで目の病気を引き起こすと、大変ですよ!
帰宅すると、コンタクトレンズを外さずにバタンキューと寝てしまっていませんか?これは、とっても目に負担をかけ、角膜漬傷をおこしやすくなります。
コンタクトレンズは医療機器です。ソフトレンズ、ハードレンズそれぞれの洗浄・保存方法で管理しましょう。汚れたままのレンズは、目に負担をかけるだけでなく、細菌が繁殖し、角膜漬傷を引き起こす原因になります。
コンタクトレンズによって目の傷みを感じてコンタクトレンズを使っている方の※約1割に、装用サイクルオーバー(使い捨て以外の場合、装用サイクルは約2~3 年です)、使用方法の問題(洗浄不良など)、レンズ自体の問題(キズ、汚れ、劣化、破損など)、定期検査や説明指導を適切に受けていないなどの原因で、なにかしら眼障害が生じています。
来院した時には、すでに障害がひどくなっていることもあります。特にソフトタイプのコンタクトレンズは、目の接触面積が大きく、眼痛を自覚しにくいため注意が必要です。
安心して使用するためにも、定期検査を受け、眼科医の指導のもとで正しく使用するようにしましょう。
また、通信販売など、眼科以外で入手したコンタクトレンズでも、目に異常を感じたら、必ず眼科に行きましょう。
※出典:平成14年度 社団法人日本眼科医会CL眼障害アンケート調査
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