中国では、人口増加や高齢化、生活習慣等の変化により、緑内障、糖尿病網膜症、病的近視、加齢黄斑変性、白内障等の眼疾患が増えています。特に緑内障は、放置していると失明につながる恐れもある目の病気です。中国の緑内障患者さんは、過去数年間増え続けており、2020年時点の患者数は約2,200万人と想定されています1・2。
一般的に、緑内障は自覚症状が乏しいため、定期的な眼科検診による早期発見と早期治療が大切です。一方で、中国においては眼科医の不足や医療インフラの未整備の他、患者さんにとっては通院継続の負担という世界共通の課題もあります。
そうした課題を少しでも改善し、一人でも多くの緑内障患者さんへの貢献拡大を目指すため、これまでの日本における緑内障患者さんと医療関係者へのアプローチの成功事例を中国でも展開しようと、2021年から取り組んでいます。