例えば、
旅行中に、目がしょぼしょぼしたり、コンタクトレンズの調子が悪いと感じたりしたことはありませんか?目は、環境の変化によって知らず知らずのうちに乾燥しているのです。
特に航空機に長時間乗るときは、注意が必要です。
実は、航空機の客室内では、取り入れている外気の湿度が極めて低いため、飛行時間が長くなると湿度は時に10%以下まで低下することがあるようです。当然、目も乾燥します。
また、宿泊先のホテルの部屋は空調や構造面などから空気が乾燥していることが多く、これも目が乾く一因と考えられます。せっかくの長期休暇で訪れた旅行中も、観光など、屋外で長時間過ごすときは、肌と目の紫外線対策が欠かせません。
移動中や宿泊先で、少し注意するだけで防ぐことができる場合もあります。
こんな点に注意してみましょう。
コンタクトレンズを使用している方は、涙を補うために目薬を持っていかれることをお勧めします。
長時間のフライトでは、保水性の高い高分子配合のソフトコンタクトレンズを使用するのもいいでしょう。
航空機などで長時間移動するとき、読書や映画を観ると、ついつい夢中になり、まばたきの回数が減ります。ただでさえ乾燥している機内で、このように何かをじっと見続けると、さらに目が乾き易くなります。このような状態を和らげるためにも目薬をさすのも良いでしょう。
ホテルでは部屋のバスタブにお湯をはって浴室のドアをあけておくと乾燥防止に有用です。可能であれば加湿器を貸し出してもらうのもいいでしょう。
枕が変わると寝付きにくい・・・なんていわないで、ぐっすり眠りましょう。睡眠不足やストレスを受けると、目を保護する涙の量が減ってしまいます。無理のないスケジュールで、寝不足や過労にならないよう注意しましょう。
屋外の観光やアウトドアの際には、紫外線に注意しましょう。目には紫外線をブロックする仕組みがありますが、強い紫外線を浴びると細胞の酸化を食い止める作用が弱くなります(ドライアイにおける角膜上皮障害の発症に酸化ストレスの関与が示唆されています)。
紫外線をカットする機能をもったメガネ(透明でもサングラスでもどちらでもOK)を活用しましょう。