目のストレッチの方法

 


ストレッチとは、長時間同じ姿勢のまま仕事をしていたり、激しい運動をした場合などに、緊張し、萎縮した筋を伸ばしてリラックスさせること。無理をしないで気持ちよく筋を伸ばすことで、身体の動きをスムーズに、ストレス解消にも役立ちます。

必ず守ろう!ストレッチの基本

  1. 身体の力を抜いて心身ともにリラックス
  2. 反動や弾みをつけず、ゆるやかに
  3. ゆっくり伸ばし、ゆっくり戻します
  4. 呼吸は止めない。まず息を吸い、吐きながら伸ばします
  5. 気持ちよいと感じるところで止めて指定の時間キープ

第1回 目のストレッチ

長時間パソコン作業を行うと、自然とまばたきの回数が減り、目が乾く、目の奥が重くなる、といった症状が出てきます。さらには目の疲れから肩がこる、首や肩、腕が痛むなどさまざまな症状に進展することも。パソコン作業をするときは、1時間ごとに10~15分の休憩をとり、目を休ませてあげましょう。疲れ目の改善やリフレッシュには、目の周りの筋肉をほぐすストレッチが効果的です。

1. ウォーミングアップ

 
  1. 左右交互にリズミカルにウインク:10~20回
  2. 同様に少しスピードを速めて:10~20回
  3. 今度はふわっとゆっくり柔らかく:10~20回
  4. 最後は意識的にギュッと強めに:10~20回
  5. 仕上げに両目をギュッと閉じてパッと開く:3回

ここがポイント!
ウインクをすると目の周りがほぐれ、適度な刺激で涙がゆきわたって目がスッキリとしてきます。できる範囲のリズムで、無理をせず行ないましょう。

 

2. 目のストレッチ 上下左右体操

 
  1. 右まゆを見つめる。視線を戻して、左まゆ:各3秒
  2. 同様に右ほほを見る。視線を戻して、左ほほ:各3秒
  3. 右耳を見つめる。視線を戻して、左耳:各3秒
  4. 髪の生え際、視線を戻して、あご:各3秒
  5. 最後は鼻を見つめる:3秒

ここがポイント!
目を動かす筋肉を大きく動かすことで疲れをとる体操です。顔は正面に向けたまま動かさず、顔のパーツを見るつもりで、キュッとにらみつけるように視線だけを送ります。慣れてきたらそれぞれ5秒ずつ。

 

3. 仕上げのストレッチ ぐるぐる体操

 
  1. ゆっくりと右回りに眼球を回す:2~3周
  2. 同様に左回りで眼球を回す:2~3周
  3. 最後は寄り目にして5秒キープ。戻してリラックス

ここがポイント!
目をなめらかに動かす体操です。無理をしないで体調のよいときに、目が回らない程度にゆっくりと行なってください。視界に色々なものが入ってきますが、集中力を高め、目のふちを見るような感じで。

 

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監修/萱沼文子(かやぬま あやこ)氏

ダンベル健康体操指導協会、アロマフィットネス協会各会長。テレビ、雑誌、講演会活動でエアロビクス、ストレッチ、ダンベル体操、アロマでの健康づくり&ダイエットを提唱。「健康第一、自然が一番」をモットーに、41歳で初産、43歳で第2子、45歳で第3子を高齢出産しながら理想体型をキープするカリスマインストラクター。著書に「即効!1週間〈部分やせ〉エクササイズ」、「ベスト版・ヤセたいところがミルミルやせる!30秒ストレッチ」(PHP研究所)など。

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