2024年8月5日
参天製薬株式会社(本社:大阪市、以下Santen)は、環境負荷低減への取り組みの一環として、点眼剤に添付される投薬袋および携帯袋を削減することをお知らせします。国内向け医療用医薬品の点眼剤を対象に、品質保持(例えば「遮光」や「水分蒸散防止」等)のために袋が必要な製品を除き、2024年8月以降の出荷分より、投薬袋の製品への同梱を順次廃止します。また、国内向け一般用医薬品の点眼剤の携帯袋については、2022年より廃止を順次進めています。全ての対象製品に対する廃止が完了すると、年間約1.5億枚の使い捨てプラスチック製の袋の削減につながります。
Santenは、本取り組みを地球環境保全の観点から、企業としての社会的責務を果たすことであるとともに、持続可能な事業成長の基盤を強化することであると認識しています。2050年に向けた環境ビジョン「Santen Vision for the Earth 2050」1を2021年に策定し、全ての人々が美しい世界を見つめ続けられるよう、気候変動対策と環境負荷低減および生物多様性保全に向けて統合的に取り組んでいます。このたびの点眼袋や携帯袋削減の取り組みは、本ビジョン実現への活動の一つです。また、一般社団法人 日本眼科用剤協会2による環境負荷低減に対する取り組みとして、点眼剤において容器に次いでプラスチック材料の使用量が多い投薬袋の削減を業界全体で進める提言3に賛同したものでもあります。
Santenの基本理念 & サステナビリティ グローバルヘッドである森田貴宏は以下のようにコメントしています。「当社は、地球環境保全が人類共通の最重要課題の一つであると認識し、様々な環境保全を推進しています。中でも、プラスチック対策は重要な取り組みの一つであり、Santenではこれまでも包装材や梱包材のプラスチック材料の削減や、点眼容器のバイオマスプラスチックへの置き換え4を推進するなど、患者さん視点での工夫と品質を維持したまま環境負荷低減に貢献するというチャレンジを続けています。眼科領域に特化したスペシャリティ・カンパニーである当社の責務として、この投薬袋および携帯袋の削減の取り組みについて、患者さんへお届けする品質や安全性は変えることなく、環境負荷低減への次なる一歩として積極的に推進してまいります」。
Santenは、「天機に参与する」という基本理念に基づき、社会の持続的な発展に貢献するとともに、中長期的な企業価値向上を目指し、事業を通じて患者さんと患者さんを愛する人々の幸せを追求しています。眼科領域に特化したスペシャリティ・カンパニーとして、人々の「Happiness with Vision」の実現に向け、事業に注力することで患者さんへの更なる貢献を目指すとともに、企業としての社会的責任を果たすべく、ESG(環境・社会・ガバナンス)領域の取り組みを大切にしていきます。
-本件に関するお問い合わせ先-
参天製薬株式会社 コーポレート コミュニケーション
Email: communication@santen.com