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Staff
Interview
#04

徹底した品質管理を行い
求められる安全性・有効性を担保し
患者さんに貢献する。

能登品質管理チーム
2017年新卒入社/薬学部卒
長谷川 佑輔
Yusuke Hasegawa

参天を
選んだ理由

人は情報の約8割を目から得ているといわれています。そんな重要な器官である目の薬に特化し、国内でトップクラスのシェアを獲得している点に魅力を感じて入社を決めました。選考の過程で工場見学や懇親会に参加し、先輩社員の働く姿や話を通じて、品質管理としてキャリアを積む未来の自分の姿をイメージできたことも、入社の決め手になりました。

医薬品製造の起点となる
重要な業務を担う。

能登工場に入荷される原薬の管理業務に携わっています。原薬がメーカーから出荷される際には必ず品質や安全性に関する試験が行われますが、その試験とは別に、原薬の入荷時にはSanten独自の基準による試験を実施する必要があります。こうした幾重もの厳格なチェックを経て、医薬品の安全性・有効性を確保しているのです。原薬の入荷と品質保証は、医薬品製造に関する全工程の起点となります。それだけに、この段階で遅延が発生すると製造計画全体に影響が及び、患者さんに必要なタイミングで薬を提供できなくなる可能性が生じます。適切かつ迅速に試験が実施されるようコントロールするのが自身の役割であることを胸に刻み、毎日の業務に取り組んでいます。

当たり前に行われていることでも
改善点はないか常に目を光らせる。

品質管理では一部の試験を外部機関に依頼していますが、自社工場での試験と比べてコストがかかります。そのため、どうしても必要な試験以外は、可能な限り内製化する方が様々なメリットが生まれます。実際にあった例としては、以前ある一連の試験を外部に依頼していたのですが、年間数千万円ものコストが生じており、私はそれを問題視していました。「内製化をしたほうがメリットが大きいのではないか」と考え、試験に必要な設備の導入、日本薬局法に基づいた試験を行うための手順の作成などに取り組み、1年ほどかかりましたが内製化に成功。大幅に費用を削減できただけではなく、一連の試験を工場内で完結できるようになったことで、時間的なロスの低減、それに伴う試験精度の向上にもつながりました。日常業務の中の常識を疑い、必要に応じて改善を試みることも、より良い品質管理を行うために欠かせないことだと考えています。

品質管理の立場から
Santenの価値をさらに高める。

原薬には100種類以上の製品があり、それぞれ入荷形態、化学的特徴、また使用期限なども異なります。そのため原薬の管理体制にも種類に応じた様々なものがあるのですが、その弊害として管理体制が非常に複雑になってしまっています。私の当面の目標は、現在の原薬管理体制を効率化・簡略化することです。安全性・有効性を損なうことなく効率化・簡略化を図ることは一筋縄ではいきませんが、業務がスピーディかつスムーズに行えるようになれば、その分、Santenの製品を必要とする患者さんのもとに、より早く、安全にお届けできるようになるので、地道に取り組んでいきたいと思っています。

Schedule
8:00
出社。メールチェック。
9:00
入荷した原薬の確認。試験に必要な検体のサンプリング。
10:00
試験の内容によっては滋賀工場に試験を依頼。
必要に応じて試験依頼書の作成、試験検体の送付準備を行う。
12:00
工場内の食堂で昼食。
12:45
試験結果のレビューを実施。
15:30
品質管理部門で用いられているシステムの整備。
16:45
1日の業務のまとめ、翌日の準備。
17:10
帰宅

休日の過ごし方

週末の休みはよくボウリングに行きます。気軽に体を動かせて爽快感があるので、良い気分転換になっていますね。気の合う友人と集まって遊びに行くことも多いです。夏季やゴールデンウィーク、年末年始など長期の休みの際には、遠方の温泉やテーマパークに足を伸ばしたり、家族とゆっくり過ごしたりしています。