眼科コミュニティへの寄付

当社は、寄付の基本方針を制定し、事業分野における医療の発展、福祉の充実に向けた活動、および良き企業市民としての活動を推進しています。

寄付の基本方針

当社は、基本理念にのっとった寄付の基本的考え方や実施に際して守るべき手続きなどを明確にし、企業市民としての社会貢献を継続して果たしていくために、寄付規程を制定しています。

「寄付規程 - 基本的な考え方 -」からの抜粋

当社は、基本理念にのっとり、目にかかわる医学・薬学、医療の発展、疾患啓発、失明予防および福祉を重点分野とし、企業市民の責務の一環として寄付を行う。併せて、所属するコミュニティへの寄与として、加盟経済・業界団体が斡旋する社会的・公益的活動等、主要事業所立地地域における同様の活動等、および、大規模自然災害に伴う人道的支援等に対して応分の寄付を行う。

寄付の実績

当社では、「目」に関わる分野を中心に医学・薬学の発展、医療への貢献を目的として、大学などの研究機関や、学術集会(学会)、専門医による研究会などに対する寄付を行っています。角膜移植の普及、国内外の医療関係者やNGOなどによる発展途上国における失明予防活動、視覚障がい者の自立を支援する活動、眼科医会や公益財団法人などの団体が実施する疾患などの啓発活動に対する寄付や医薬品・眼内レンズなどの製品無償提供も継続的に行っています。また、企業市民として被災地支援や地域コミュニティへの貢献活動も実施しています。
2023年度の連結寄付金は、コア営業利益の1.3%相当である796百万円となりました。

失明予防活動などへの支援

当社は、失明予防活動に取り組む団体を支援しています。日本で失明予防の活動を展開する公益財団法人日本失明予防協会、角膜移植の普及に取り組む公益財団法人日本アイバンク協会などに毎年寄付をして、その活動を支援しています。

医薬品などの無償提供による途上国での眼科医療活動支援

当社は、途上国で眼科医療活動を展開している団体へ医薬品や眼内レンズなどを無償提供することで活動を支援しています。その際、WHOの医薬品提供に関するガイドラインをはじめ、関係する国および地域の法令、業界自主規制などに基づき、適正に対応しています。

年度主な提供先
2023年度カンボジア眼科医療支援
アジア眼科医療協力会
アフリカ眼科医療を支援する会
2022年度ベトナム眼科医療支援
中国赤十字財団
2021年度カンボジア眼科医療支援
2020年度新型コロナ感染症の影響による活動休止のため提供実績はありません
2019年度アジア眼科医療協力会
アフリカ眼科医療を支援する会
日本タンザニア眼科医療支援チーム
日本・フィリピン合同医療奉仕活動
ベトナム眼科医療支援
ドミニカ眼科医療支援
2018年度アジア眼科医療協力会
アジア失明予防の会
アフリカ眼科医療を支援する会
日本タンザニア眼科医療支援チーム
日本・フィリピン合同医療奉仕活動
ネパール眼科医療支援
カンボジア眼科医療支援
2017年度アジア眼科医療協力会
アフリカ眼科医療を支援する会
日本タンザニア眼科医療支援チーム
日本・フィリピン合同医療奉仕活動
ネパール眼科医療支援

新型コロナ飛沫感染防止シールドの提供

当社は、眼科医の診療時の新型コロナ感染リスクを少しでも軽減するため、眼科診療時に使用するスリットランプ(※)に装着する飛沫感染防止シールドを合計6万枚製作し、日本、EMEA、中国、アジア、米国など世界中の眼科医療機関への提供を2020年に実施しました。このような活動を含め、継続して眼科医療に貢献することを目指します。

  • スリットランプ:目の表面や前の方を拡大して見ることができる検査機器