ブラインドサッカーを起点としたインクルージョン

長期パートナーシップで目指すビジョン
「”見える”と”見えない”の壁を溶かし、社会を誰もが活躍できる舞台にする」

 

「”見える”と”見えない”の壁を溶かし、社会を誰もが活躍できる舞台にする」という共通ビジョンを掲げ、当社と特定非営利活動法人日本ブラインドサッカー協会(以下、JBFA)、一般財団法人インターナショナル・ブラインドフットボール・ファウンデーション(以下、IBF Foundation)は、2020年に長期パートナーシップ契約を締結しました。その3 者パートナーシップでは、「共体験でそれぞれの個性や強みを理解する」、「見えるに関するイノベーションを創出する」、「視覚障がい者のQuality of Life (生活の質:QOL)を向上する」という 3つのゴールを設定し、2021年4 月から「VISI-ONE プロジェクト」として様々な活動を展開しています。ブラインドサッカーを出発点とし、視覚障がい者にとってのスポーツ、新たな職業、イノベーションへの参画など、視覚に障がいのある方の多様な社会参画への架け橋となることを目指しています。 

子どもたちが理解・体験する機会(体験型ダイバーシティ教育プログラム)の提供

 

JBFAが展開する「スポ育」は、小中高生を対象とした、パラリンピック競技であるブラインドサッカーの要素を用いた体験型ダイバーシティ(多様性)教育プログラムです。子どもたち全員が視覚に障がいのあるブラインドサッカー選手と触れ合いながら、視覚をアイマスクで閉じた状態でさまざまなワークを行います。当社からは視覚障がいのある社員を選手、視覚障がいのない社員をファシリテーターとして派遣し、スポ育事業の活性化に協力をしています。若い世代から視覚障がいに触れる機会を提供することで、子どもたちに障がい者への理解促進や、コミュニケーションの重要性、チームワークの大切さ等の学びの場を提供しています。

視覚障がいのある子どもたちがスポーツを体験し、楽しみ、成長する機会の提供

 

JBFAが主催するブラサカキッズキャンプは、視覚障がいのある子どもたちを対象とした1泊2日のスポーツ合宿です。視覚障がいのある子どもたちが、スポーツに触れ、学校以外の場で日常的にスポーツに取り組むきっかけとなる場を提供しようと開催している活動で、子どもたちが「できる」という成長実感を通して、スポーツの楽しさを体感する機会となっています。子どもたち同士の交流のみならず、保護者や指導者同士の交流も通して、情報やノウハウを共有するコンセプトのもと行われているプログラムです。当社は協賛を行うとともに、社員がサポーターとして参加児童とペアになり、合宿中の児童の生活や体験のサポートを行っています。

ブラインドサッカー国際大会を通じた支援

 

当社は、社会全体の視覚障がい者に対する認識や、視覚障がい者自身の考えを変えていくことを目的にブラインドサッカー国際大会を支援しています。2020年度から、「Santen IBSA ブラインドサッカーワールドグランプリ」に2年連続でタイトルスポンサーとして協賛し、「IBSA ブラインドサッカーヨーロッパ選手権ディビジョン2 2021」にも協賛を行いました。