2024年5月21日

盲導犬育成事業への長年の支援に対し、日本ライトハウスより感謝状を授与

参天製薬株式会社(本社:大阪市、以下Santen)は、日本ライトハウス(法人本部:大阪市)より、盲導犬育成事業への寄付など同団体への支援を長く続けた当社の貢献に対し、感謝状が贈呈されたことをお知らせします。2024年4月11日、Santen本社において感謝状の贈呈式が開催されました。

 

社会福祉法人日本ライトハウスは、目の見えない方・見えにくい方のための総合福祉施設です。視覚障がい者向けのリハビリテーションセンターや盲導犬の訓練所など複数の施設があり、日本において100年以上にわたり、目の不自由な人の“陸の灯台守”としての支援を行っている団体です。SantenはかねてよりCSR活動の一環として、日本ライトハウス主催のイベントへの社員ボランティア派遣などの支援をしてきました。2013年からは、Santenが目指す共生社会の実現に向けたインクルージョン活動の一環として、同団体の理念や活動趣旨に賛同し、協賛会員(会費30万円/年)および盲導犬育成費用の寄付(350万円/年)という形で支援を続けています。これまでにSantenの寄付を通じて育成された盲導犬は11頭となり、うち9頭が現役の盲導犬として大阪を中心に各地で活躍しています。また、Santenの東京オフィスでは、売り上げの一部が盲導犬育成費用として同団体へ寄付される自動販売機を設置し、社員が飲み物を購入することで寄付に参加できるようにしています。

 

左:東京オフィスに設置されている盲導犬育成募金型自販機
右:ライトハウスからのメッセージ

贈呈式では、日本ライトハウス 橋本照夫理事長より感謝状が贈呈され、Santenを代表し、執行役員でチーフ オブ スタッフ(CEO付)の赤穗と同じく執行役員で基本理念 & サステナビリティ グローバルヘッドである森田貴宏が受け取りました。

 
左から:橋本照夫日本ライトハウス理事長、Santenの森田と赤穗

左から:橋本照夫日本ライトハウス理事長、Santenの森田と赤穗

 

日本ライトハウスの橋本理事長は、「Santenのような民間企業からの寄付は、盲導犬関連の支援が十分でない自治体にお住まいの利用者さんにとって、なくてはならない支援です」と語りました。「社会で視覚障がい者の理解が進むことを期待しています。街で白杖を持っている人を見かけたら声をかけたり、犬は信号の色が分からないので、信号がある場所で盲導犬を帯同している方には、信号の色が変わったら教えてあげたりと、視覚障がい者が社会に出やすいよう、晴眼者の皆さまには支援していただけると嬉しいです。団体としても啓発活動を頑張っていきます」と強調しました。

 

公開の贈呈式に参加した、Santenの寄付により育成された5頭目の盲導犬の利用者である山本氏は、「パートナーとなって2年です。盲導犬の世話は人間の子どもの世話と同じ。食欲や排泄状況を通じて毎日、体調管理を行っています。わたしひとりで歩くと3歩目で物にぶつかりますが、盲導犬がいるとどこへでも行けます」と嬉しそうに話しました。

Santenは、眼科領域に特化したスペシャリティ・カンパニーとして、「視覚障がいの有無に関わらず交じり合い、いきいきと共生する社会の実現」を目標に、視覚障がいに対する人々の認知・理解の向上、ともに楽しみ・価値観を共有できる取り組みの推進、視覚障がいの方のQOL(Quality of Life: 生活の質)向上につながる新たなソリューション探索と普及に挑戦しています。

 

盲導犬訓練所について詳しくはこちら:https://www.guidedog-lighthouse.jp/

 

日本ライトハウスについて詳しくはこちら:https://www.lighthouse.or.jp/rehab2.html