2024年1月15日

令和6年能登半島地震による影響について(1月15日)

元日に、石川県能登地方で発生した地震で被災された全ての皆さまに心よりお見舞い申し上げますと共に、一日も早い復旧と復興を心よりお祈り申し上げます。

参天製薬株式会社(本社:大阪市、以下Santen)は、地震発生直後より、 従業員の安全を最優先にしながら、被災状況についての調査と医薬品の安定供給のための対応作業を行っております。調査の進捗に関し、現時点での弊社能登工場(羽咋郡宝達志水町敷波)への影響について、以下の通りご報告させて頂きます。

  1. 被災の状況について
    (1)従業員に関して
    被災地域の従業員およびその家族の安否確認を実施し、全員の安全を確認出来ており、人的被害はありません。
    (2)建物および設備、周辺環境の状況について
    一部の製造建屋および設備の損傷が見られ、部分的に配管の破損や漏水、装置や機器類の故障などの一定の損傷を受けていることが確認されています。工場内のライフラインはすでに回復しています。工場周辺の主要道路に大きな被害はなく、工場へのアクセスは可能です。従業員の安全を確保しながら点検および復旧作業を進めています。

  2. 能登工場の操業について
    一部の製造建屋および設備に影響が確認されているため、点検および復旧作業を行っており、一時的に操業を停止しています。余震の続くなか従業員の安全を最優先としていること、また震災後の状況下、外部協力会社等の手配や確保に時間を要することもあり、生産再開まで一定の時間がかかる見込みです。現在、並行して復旧計画を策定中です。生産再開の時期につきましては、決定し次第、お知らせいたします。

  3. 在庫および供給に関して
    生産再開までに一定の時間がかかる見込みであることから、医薬品の安定供給への影響を最小限にとどめるために、1月11日(木)より、一製品(コソプトミニ配合点眼薬)の出荷量の調整を開始いたしました。その他の製品につきましては、能登工場の被災に起因して出荷量の調整を行う予定は、現時点ではございません。製品の在庫については外部倉庫に十分な量を確保しており、現時点では概ね通常通りの供給を継続できる見込みです。工場からの製品出荷については、再開に向けて準備を進めております。

  4. Santenグループの業績への影響
    当期の業績予想に及ぼす影響は軽微です。
     

Santenは、引き続き、医薬品の安定供給への影響を最小限にとどめるよう、行政、業界団体、関連業者等と連携し、引き続き従業員の安全を優先・留意しながら、万全の対策を打ってまいります。

-本件に関するお問い合わせ先-
参天製薬株式会社 コーポレート コミュニケーション
Email: communication@santen.com