目薬ができるまで [製品]

Santenクオリティの目薬はどのようにしてつくられるのか、製造の流れをご紹介します。

 

1.

水の精製

命の水をつくります。

飲料水の基準を満たした原水から不純物を取りのぞく化学処理を行い、イオン交換処理、ウルトラフィルトレーション※1と純度を高めていき、最後に蒸留工程を経て、注射用水と同じレベルの高度に精製した水に仕上げます。

  1. 水中のコロイド状物質 、微生物および高分子物質を除去する半透膜を用いた浄水方法。
 

2.

調剤

水と原料から目薬をつくります。

精製した水は完全無菌密閉のパイプを通ってそのまま調剤タンクヘ。また、原料はクリーンルームで正確に秤量され、決められた順序でタンクヘ投入され、薬液が調製されます。

 

3.

充填

目薬を容器につめます。

調剤を終え、濾過滅菌フィルターを通過した無菌の薬液は、完全無菌密閉のパイプを通って充填機へ送られます。
代表的な充填設備:BFSタイプ※2(ブローフィルシール)、3Pタイプ※3

  1. Blow-Fill-Sealの略。無菌環境を保ちながら、成型(Blow)と中身の充填(Fill)、密封(Seal)を同時に行う成型同時充填方式。
  2. 容器に薬液を充填し、中栓を打栓した後でキャップを装栓するまでの工程を自動で行う。
 

4.

検査

外見をくまなくチェックし、パーフェクトな製品へ。

充填を終えた製品は1本ずつ自動検査機にて検査され、良品判定された製品を中間の保管庫に収めます。

 

5.

包装・保管

製品としての顔を整え、旅立ちに備えます。

検査を終えた製品にラベルを巻き付け、製造番号・使用期限などの表示を確実に行い、小箱に収納していきます。それらを段ボールに梱包し、温度管理された倉庫に収め、各工程で行われた試験検査の結果を待って、出荷の時を迎えます。