目ぐすりについての「?」を集めました。クイズの答えの、くわしい説明もあります。
手に付いているゴミやバイキンが、目や目薬に入らないように、目薬をさす前には石けんで手をあらいます。
次に、顔を上に向けて、下のまぶたを軽く引っぱり、目からはなしてさします。その時、上の方を見てさすと、目の中にうまく薬が入ります。
目薬の容器の先を、目に近づけすぎてはいけません。
まつげやまぶたに、容器の先があたると、目薬の中に、ゴミやバイキン、目やに、涙などをすいこんで、目薬が不潔になることがあります。不潔な目薬を使うと、別の目の病気になるおそれがあります。
また、容器の先で、目を傷つけないよう、注意しましょう。
A2ふつう、1~2てきです。
まぶたの上と下は、ふくろ状になっていて、この部分を結膜のうといいます。結膜のうは、とても小さく、1~2てきの目薬でもいっぱいになってしまいます。目薬を一回にたくさんさしても、目からあふれ出るだけで、薬の効き目は変わりません。
人によっては、一回にたくさん使うことで、よくない作用を起こすことがあるので注意しましょう。
お医者さんからの指示、あるいは説明書にある使い方を守ってください。
目薬ごとに、一日にさす回数が決まっています。回数を減らしたり、増やしたりすることで、目薬によっては、薬の効き目が弱くなることがあります。また、回数を増やすことで、体によくない作用を起こすことがあります。
目の病気や状態によっても、回数が変わることがあるので、お医者さんからの指示、あるいは説明書にある使い方を守ってください。
目薬の種類によって、しみるものがあります。また、黒目(角膜)の所など目に傷があると、しみることがあります。
角膜とは、眼球の最も外側にある、とう明な膜で、黒目にあたる部分です。角膜には特に神経がたくさんあって、他の部分よりも、いたみを感じやすいです。とても しみるようであれば、お医者さんに相談しましょう。
人の目の表面は、いつも涙でおおわれ、うるおっています。
目薬をさした後、目をパチパチすると、目薬が、目頭(目と鼻の間)の上下にある小さなあな(涙点)から鼻の方へ流れ、鼻からノドに流れやすくなります(※くわしくは、Q5)。
ノドに流れる目薬の量が多くなると、目に行きわたる薬の量が少なくなり、薬の効き目が弱くなることがあります。
目薬をさした後は、目に薬が十分行きわたるように、しばらく目をとじて、目に傷がなければ、目頭(目と鼻の間)をおさえてじっとしていましょう。
目の中にとどまる目薬の量は、1てきていどで、薬が目に行きわたるには、5分くらいかかります。2本以上の目薬を続けてさすと、目からあふれたり、後からさした目薬によって、先にさした目薬があらい流されてしまい、効き目が弱くなることがあります。先の目薬をさした後、5分くらい間をあけて、次の目薬をさしましょう。
しっかりとフタをしめて、目薬についているフクロに入れましょう。また、日光のあたらない、すずしい所にしまいます。
薬箱に入れる時は、シップ薬などのにおいの強い薬といっしょにしないでください。においが目薬に移って、目にしみるようになることがあります。
目薬によっては、他に注意することがあるかもしれません。
お医者さんからの指示、あるいは説明書にあるしまい方を守ってください。
薬の効き目を守り、清潔に使うためです。
たとえば、光に弱い目薬には、薬を光から守るためのフクロが付いています。
目薬を使い終わるまで、フクロに入れるようにしましょう。
使い始めた目薬は、できるだけ早く使いましょう。正しい使い方、しまい方(※くわしくは、Q1とQ8)をして、1か月くらいが目安です。正しく使われていないと、目薬の中にゴミやバイキンが入ったりして、使い始めから1か月たっていなくても、使えなくなることがあります(※くわしくはQ11)。
目薬によっては、短い期間しか使えないものもあるので、お医者さんからの指示、あるいは説明書にある使い方を守ってください。
また、病気が治ったら、残りの目薬は、使い続けずにすててください。なお、目薬に書いてある使用期限は、フタを一度も開けていない目薬であれば、その年月までなら、使い始めてもよいということを表しています。
目薬の中に何かを見つけたり、目薬の色が変わったと気づいた時には、すぐに使うのをやめてください。
目薬をさした時に、目薬の中に、目やにやバイキンなどが入ったのかもしれません。目やにやバイキンが入った目薬を使うと、別の目の病気になるおそれがあるので、使わないようにしましょう。
手に付いているゴミやバイキンが、目や眼軟膏に入らないように、眼軟膏を入れる前には石けんで手をあらいます。
次に、下まぶたを軽く引いて、下まぶたの内側にのせるように眼軟膏を入れます。チューブから直接入れるか、または、清潔な綿ぼうなどに、眼軟膏を取って入れてください。指先に取ると不潔になります。
チューブから直接入れる時は、チューブの先がまつげやまぶたにあたらないように、また、チューブの先で目を傷つけないように注意しましょう。
ふつうは1センチくらいです。
お医者さんから具体的な量の指示があった場合は、そのとおりにしてください。たくさん入れても目からあふれてしまい、薬の効き目は変わりません。
あふれた軟膏の油分で目のまわりがベタベタしたり、皮ふが赤くなったり、かゆくなったりすることがあります。
眼軟膏ごとに、一日に入れる回数が決まっています。また、目の病気や状態によって回数が変わることがあります。お医者さんからの指示、あるいは説明書にある使い方を守ってください。
眼軟膏は長く目にとどまり、薬の効き目が長続きするので、決められた回数以上は使わないように注意しましょう。
眼軟膏は、油の成分に薬を混ぜたもので、温めることで、固まった状態から液状へと、とけていきます。
眼軟膏を入れた後、しばらく目をとじていると、下まぶたの内側に入れた薬が、目の中で温められ、とけて目全体に広がり、効き始めます。
目薬を先にさして、5分くらい時間をあけてから眼軟膏を入れましょう。
眼軟膏は、油の成分に薬を混ぜたものです。眼軟膏を先に入れると、油分が目の表面をおおって、後から入れる目薬をはじいてしまいます。
眼軟膏は油の成分に薬を混ぜたものです。温度の高い所にしまっておくと、やわらかくなって、とけてしまいます。
逆に、温度が低すぎる所だと、目に入れる時に固く感じることがあります。
お医者さんからの指示、あるいは説明書にあるしまい方の注意を守ってください。
使い始めた眼軟膏は、できるだけ早く使いましょう。
正しい使い方、しまい方(※くわしくはQ1とQ6)をして、1か月くらいが目安です。
正しく使われていないと、眼軟膏の中にゴミやバイキンが入ったりして、使い始めから1か月たっていなくても、使えなくなることがあります。眼軟膏の色が変わったり、変わったものが入っていると感じたら、すぐに使うのをやめてください。
また、病気が治ったら、残りの眼軟膏は、使い続けずにすててください。
なお、眼軟膏に書いてある使用期限は、フタを一度も開けていない眼軟膏であれば、その年月までなら、使い始めてもよいということを表しています。