ドライアイは目だけの問題?
ドライアイは、目の健康だけでなく、頭痛※1や睡眠の質※2などにも関連するという報告があります。
日々、私たちは目を酷使してしまいがちです
こんなふうに放置していませんか?
ふだんからコンタクトを使っているのですが、仕事が忙しく長時間コンタクトをつけたままパソコン業務を行うことが続いていました。そのためか目の乾きが気になるようになり、心配になって眼科へ。診断結果はドライアイで、適切な治療を受けて自分でケアしていた時よりもいい状態になりました。パソコン画面を見るのも楽になったので、早めに受診してよかったなと思いました。
ドライアイとは…(2021年7月 患者さんインタビューより)
モノが見えづらく感じることがあったのですが、老化かなと思いやり過ごしていました。でも、クルマを運転していて赤信号を見落とすことがあり、「これはマズい」と思い眼科に行きました。検査の結果は緑内障でした。視野の欠損が進行していて、もっと早く診察を受けていればよかったと少し後悔しています。
緑内障とは…(2021年7月 患者さんインタビューより)
最初は少しぼやけて見えるくらいだったので、「老眼が進んだのかな」と思っていたのです。でも、だんだん新聞がゆがんで読みにくくなってきてしまいました。明らかに老眼の見えにくさとは違っていたので眼科に行きました。診断結果は加齢黄斑変性。早期に発見できたようなので、しっかり治療して進行しないように努めたいと思います。
加齢黄斑変性とは…(2021年7月 患者さんインタビューより)
街灯などが以前よりもまぶしく感じるようになり、特に気になったのはクルマのライトでした。とてもまぶしいだけでなく、モヤがかかっているような感じもして…。「歳のせいかな」と思いましたが、念のため眼科で検査してもらうと初期の白内障であることがわかりました。原因がわかって安心しました。
白内障とは…(2021年7月 患者さんインタビューより)
涙の量が不足したり、涙の質が低下するなどして、目の表面に涙が均等に行きわたらなくなる(涙の層が不安定になる)病気。様々な自覚症状を引き起こし、目の表面に傷がつくこともあります。
ドライアイは、目の健康だけでなく、頭痛※1や睡眠の質※2などにも関連するという報告があります。
緑内障は、眼圧の上昇などにより、目で見た情報を脳に伝える視神経が障害されることによって、視野(見える範囲)が部分的に欠けたり、狭くなったりする病気です。片方の目の視野が欠けても、もう片方の目で見えない部分を補うため、初期は自覚症状がほとんどありません。
そのため、受診が遅れ、気づかないまま病気が進行し、最悪の場合は失明してしまうケースもあります。
緑内障の人は、正常な人に比べて転倒を約4倍、自動車事故を約7倍起こしやすかったという報告があります。※3
網膜の中心部にあり、物を見るために最も重要な部分である「黄斑」が加齢にともなって障害され、物がきちんと見えなくなる病気です。
加齢黄斑変性になると、正常な人に比べてうつ状態になる割合が高くなったり、日常生活での介護の必要度が約4倍高くなるという報告があります。※4
水晶体(カメラのレンズの役割)のたんぱく質が変性し、濁ってくると、光がうまく通過できなくなったり、散乱したりして、網膜(カメラのフィルムの役割)にはっきりとした像が映らなくなるため、物がよく見えなくなります。
白内障を手術で治療することにより、物の見え方や生活の質が改善し、認知機能障害や抑うつ状態も改善するという報告があります。※5